<span itemprop="headline">2008夏　北海道ミッションレポート⑩</span>

いよいよ北村を出る。

因みに参天の床敷シートの下にはムカデも得体の知れない茸も生えて無いが･･･
過去にマジでこんな事あったんだよねぇ～(笑)。

天気は曇りで同日入りした人とも後から来た人ともお別れの筈だったが･･･
日野のドラスタ氏も樽前荘に行きたいとの事で現地で落ち合う事にした。
管理棟に挨拶をして北村を後にして岩見沢市内より札幌に出る。
途中雨が降り出し、合羽を着るものの札幌では薄日がさして来た。

今日の予定は樽前荘に行く前にバンケイ温泉に行く事。札幌で秀岳荘に
立ち寄り地元のアウトドア仲間に頼まれてたブツを物色。合羽も畳んだ。

札幌市内は時計台前、大通り公園をスルーして一路支笏方面へ。
ガソリンはフォレスト276の先のGS迄持ちそうだ。支笏湖温泉のGSは
5月一杯で店を畳む事はGWの時に樽前荘のマスターに聞いて知ってたが、
案の上やってない。100M位先で見覚えあるカブを発見。Zepとペアのカブだ!!

如何しても気になりUターンして話を聞くと?やはり支笏湖温泉のGSを
当て込んでガス欠寸前だったらしい･･･相方は？と聞くと先に帰ったとの事で、
その相方に電話をしていたとの事だった。
樽前荘迄約7Km、聞くとこによると相方電話で樽前荘まで行って事情を
話せとの事の様だ。

なんだ今晩俺は樽前泊まるし、マスターも知ってるから取り合えず行ってて。
ガソリン満タンで行くからそこで待って頂戴。
俺は予定を変更して千歳で口切満タン給油、1L分けてあげても
明日十分苫小牧迄行ける(グラトラは6Lしか入らない)。
バンケイ温泉行きは没だけど、そんな事如何でも良い。
目の前に同じ旅人が困ってる訳だから･･･。

樽前荘に着いた。
カブの彼女は北海道が初めてとの事で、ガス欠になり途方にくれていた。
樽前のオヤッさんに挨拶してマスターは未だ来てないとの事。
事情を説明し、ウイスキーの空き瓶を洗い俺のグラトラからガソリンを抜く。

すいませんと仕切りに云う彼女、旅先での困り事はお互い様だっと
オヤッさんも俺も言うがとても恐縮した様子。

俺も今迄旅をして多くの人に助けられた。
その人達全員にお返し出来ないから困った人には優しくなれる、
それがせめてモノの恩返しかな?

給油も終わり、敢え無く始動。今日はニセコまで行くとの事。
お礼にコーヒーでもと云われたが、お礼はいらないとお断りしたが、
麦酒のオマケまで頂く羽目に･･･高く付いちまったんでないのぉ???
って言うとJAF呼ぶより安いですからっと。

俺はお礼貰うつもりは無いし･･･たかが1Lのガソリンだ。

良い旅をと言い残し去る彼女と明日の船で一緒になるとは此の時
思っても無かった。