<span itemprop="headline">友よ安らかに・・・</span>








訃報が突然飛び込んだ8月10日…正直、嘘だと思いたかった。

その話を聞いて、俺は冷静さを失い関係各所に何度も電話を
してしまい、やはり事実である事を知らされ、その日は仕事も
ロクに手が付けられなかった。

14日、御通夜に参列させて頂いて、それが現実である事を
嫌でも受け入れなければならなかった。

最後に会ったのが、先月末の都賀スポーツ公園でのオフ会。
その時はあまり気に留めてなかったけど、今思えば何時も冷静な
あの方らしからぬ行動の数々が多々有った事をふと思い出した。

もっともっと、一緒に野営を楽しみ、酒を酌み交わし、そして
お互い好きな、車、バイク、旅、野営道具等々の事を語り合いたかった。

故人の亡骸は、今にも『おかちゃん、冗談だよ。さ、チリビーンズの仕込しなくちゃ』
と言い出しそうな何時もと変らない姿だった。

仕事の都合により、告別式に参加出来なかった事が悔やまれる。

通夜振る舞いの場には、多くのキャンプ仲間も集結していて、
皆からは、涙声で追悼キャンプをやろうと云う声が多く上がった。
それが、自分達旅系キャンプライダーが出来るせめてもの贐だから…
供養なんて湿っぽい言葉は使いたく無い。

そして、思いも依らぬ言葉が施主である故人の奥様より出たのだ!!

『10月の芋煮会は決行する』と。

帰りがけに、施主の立会いのもと故人に話しかけた。

『月末の北海道、俺達と一緒に行くよ』

施主様には写真を一緒に連れて行く事を話し、了解も得た。

住む世界や姿形は違えど、俺達の魂は何時も旅系ライダーだよ。

今迄、沢山の思い出有難う。
何時かは、俺達も同じ世界に行くだろうから、
再会キャンプツーリング宴会しようや。

その時の道案内は頼むよ。

友よ、安らかに…。



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