<span itemprop="headline">燃料の確保</span>

写真は、震災翌日の昼前の写真。
既に、燃料は何処も売切れ状態だった。
若しくは停電で給油出来ない等。

給油絡みで、腹立たしい出来事があった。

朝早くから並んでたのだが、スタンドの近所の人間が今日は開かないよと。
それも一人で無く何人かが口を揃えそう言っていたのだ。
店に人影が無く、時間も押し詰まってた事もあり仕方なく帰る事にした。

がっ、後で聞いたら？

自分が帰って30分位で店が開き給油が出来たとの事だ。

お袋の友人の嫁ぎ先だったので、後で話を聞けたのだけど…

騙された訳だ。

くそっ、あの爺達今度会ったらタダじゃ済まさんぞと怒りがこみ上げた。
皆困ってる事態の時に騙す何て許せん！！

本当に騙した奴らは、余震で天罰が下るだろ。豆腐の角に頭ぶつけて死んじめぇ～
何て考えてたし、当時は色々と考えてしまう位冷静さを失っていたのだ。

自分のお宝は破壊され住む場所も危ない状態、連日流れる犠牲者のニュース…
本当にどうにでもなっちまえ！！と思う位、それ程切羽詰まった状態だった。

連日続く余震と物不足も加担して、イラ付きも最高潮だったしなぁ…。

冷静さを失うと正確な判断が出来ない＝最悪命を落とす事になる。

そう言う事も、身をもって感じたのです。

ど田舎でもこんな事が起こってたのですよ。

災害時、報道以外の見知らぬ人の話は信じるな、嘘だと思え。疑ってかかれ。
自分の目で確かめるのが一番。良い経験をしましたよ、本当に。

それと、当時はレギュラーガスの入手が困難でハイオクが比較的手に入れやすかった。
それでも、中々手に入らなかったんだけどハイオクは並ばず買えたりもした。

勿論それは自分の車がハイオク仕様であるのでハイオクを求めたのだが、
レギュラー無くてハイオクならあると言われ、高いけど仕方無しにレギュラー車に
ハイオクを入れてた輩も多かった。これじゃ～必要な人に回らんなと。

益子ベース近所のスタンドから何と2Km以上それもトグロ撒く如くスタンド周辺を
一周してその最後尾からの車列だったので、実際はそれ以上だったのだろう。

給油量、金額制限は勿論の事、並ぶ時間の制限や打ち切り案内が出たり
それはそれは大変だった。それ以来、普段から常に満タンに近い状態に
しておくようにしている。

でも、こ～ゆ～時、カブは最強だろうなぁ…。
でも、福島のキャンプ仲間の方は最後の頼みの綱であるカブですら燃料が尽きてしまい
あとは人力で行動してたそうな。やはり人力が最強なのかな？