<span itemprop="headline">2011北海道夏の陣 我名は軽トライダー:1</span>

おいおい、またかよ!!
クソッ、俺が出る前に二つの台風が発生していた。

出発数日前より連日、台風の動きを隈なく観察していた。

何故なら?
フェリーを使う北行で、台風は欠航の恐れがある死活問題だからだ。

そのうちの一つは日本から遠ざかる方向に向いていたが、もう一つは
どうもコチラに向ってくる模様…う~む、最悪の事も視野に入れんと。

そんな不安の中、2011,8,27出発当日を迎えた。
天候は曇り、予報では雨が降る模様。
幸いにも、雨が降る前に荷物の積込みを終えた。








今回は、個人的に非常に大切なミッションを抱えていたのだ。

今は亡き友との約束…友の生前の写真と魂を連れての旅。

その友も、本来なら9月の半ばに渡道する筈だったが、
8月某日の夕方、心無き右折車によりその予定は
見事に打ち砕かれてしまった。

御通夜の日、友の亡骸を前に男の約束を交わした。

『今度の北海道、俺達と一緒に行くよ』

友に今年の北海道をどうしても見せてやりたかった。

今回は何故か台風の襲来を見越して、比較的欠航の可能性が低い
新潟航路を予約しておいた。果たして吉と出るか凶と出るか?

それとも、何かの思召しだったのだろうか?

2011年北海道夏の陣、いよいよ出撃。

途中寄り道をしながら、一路新潟を目指す。
北関-関越と高速を乗り継ぎ無事に新潟に入る。

今回のフェリーの出航時間は23:30なので、時間は十分にある。








長岡市内で五十六記念館に立ち寄る。

何時かは訪れたいと考えてた場所で、
当初より立ち寄る予定をしていた場所。








記念館を見学の後、徒歩にて元帥の生家へ。








山本元帥の生家(複製)を見学。
写真を数枚撮り、再び車で移動する。

一般道を走り、何故か道に迷ったら?
相方の祖母宅付近を走っていた。

って事は?

友の故郷が直ぐ近所???

その辺りの地理に比較的詳しい相方の案内でウロウロしていたら、
友の生家と思われる場所に辿りついていた。

友の魂が導いたのか…?








おそらく、幼い頃に友は此処で遊んでたのだろう…
俺は車を降りて、持参した写真をかざした。

『帰ってきたよ』








そんなこんなしていたら、夕暮れを迎えていた。
最強の晴男と呼ばれていた友が、初日の夕焼けを
俺達にプレゼントしてくれたかの様だった。








日没頃、新潟市内に入る。
此処まで来れば港はもう直ぐだ。

一度港へ行き、様子を見てから夕食を
摂る場所探しと時間つぶしに市内を徘徊。

そして再び港へ。
受付カウンターは、時間が早いこともあり空いていた。
乗船手続きをすませて、時間まで車で待機。








さぁ、いよいよ乗船。


つづく…。


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