<span itemprop="headline">3.11の悪夢・・・</span>

あの悪夢の日より10日が過ぎた…。

当日、俺は何時も通りに仕事をしていて
某建屋内に居た。

14:46…忘れもしない瞬間が訪れた。

弱い揺れの後、激しい揺れ。

約3年前に出来たビルの2Fだったので
あまり大事とは感じなかったが、
窓の外の風景がまるで悪酔いでも
したかの如く、揺れていた。

直ぐ様避難指示が出され、自分も避難。

大きな余震が続く…。

その時に居た場所は?
実は県庁本庁舎。

まさか、何時も仕事で出入りしていて常に
平穏だった防災センターや災害対策室が
使われる事になろうとは、此の時迄思いも
しなかった…。

家に電話するも、直ぐには繋がらない。

やっとの思いで繋がり様子を聞くと?
足の踏み場も無い位にやられた模様…。

会社に戻り、本人の安否確認が出来た時点で
即帰宅。

信号が全て消灯し混乱している街中、塀は倒れ
屋根瓦もアチコチ散乱、倒壊してる家屋もある。

そんな中、グレーサーサンバーを走らせ帰宅したのは
17:45過ぎ…途中のコンビニとガソリンスタンドは、
車で溢れ、信号が消えてる道路は無法地帯だ。

家の住人は、途方に暮れて何故か片付け等している。

余震が続き予断を許さない状態。

停電はしてるが水は未だ出る。
今の中に水だけは確保しとかないと…
案の定、翌日は断水した。

キャンプ道具は、埋もれてるものの全て無事。
コレなら庭で天泊も出来る。








今回非常に役に立った、香港製の石油コンロ。
非常に燃費が良い。

手持ちの武井バーナー301だと燃費が悪過ぎるので、
コイツが活躍して色々出来た。

瓦斯と白ガスのバーナーは最悪の事を考え温存し、
カセットコンロは使わず(と云うか使い物にならん)。

自宅はプロパンなので使えるには使えたが、本震でダメージが
有るか確認出来てなかった事と余震が続いているので、安全を
考えて使うのは自粛と云うか、使ったら大変な事になる。

コイツを外に持ち出し、先ずは寝るまでお湯を切らさない様に
沸かして、鍋で米も焚いた。

我が家での陣頭指揮は勿論自分で、見えない脅威から
身を守るべく、久々に鬼軍曹になってしまった…。

最悪、川の水を浄水器を通して使う事も視野に入れてた。

仮眠を取るのは、勿論安全な場所で寝袋。
ラヂヲだけは切らさず掛けていた。

余震が続き、熟睡は勿論殆ど寝る事が出来なかったものの、
なぜか眠気が全く来ない。

完全アラートモードの実戦ミッションだ。

夜が明けて、町内の防災放送が流れるものの
無い云ってるかサッパリ分らない。

庭は地割れが起こり、土留め部分の大谷石の塀は
完全に崩壊し、屋根瓦にダメージ、外壁にひび、
家壁も割れている…何処がダメなのか見当がつかない。


遂に断水…停電復旧せず。

取り敢えず、井戸があるABC企画の総本山に連絡。
総裁曰く、『井戸水は枯れてないから取りにおいで』と。

仲間と云うモノが、改めて有り難く思えた瞬間だった。

数日後、断水も停電も解消し取り敢えず何とかなっている。
本日3.22、相変わらずの食材不足と燃料不足…。

東北で被災されて避難所暮らしの方から
比べれば、かなり恵まれてると思う。

東北方面の仲間も全て無事の様だが、
此れからが勝負!!

お互い、励まし合いこの窮地を乗り越えたいね。

がんばれ!!福島、宮城、岩手!!

東北方面の仲間達へ…
落ち着いた頃に、野営で笑って一杯やりたいね。


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