2010年4月28日の日中、俺は何時も通りに仕事をしていた。
14:30頃、携帯に一本の電話が入る。
それは、フェリー会社からだった!!
『商船三井フェリーの○○です』
一瞬、気持ちが凍った。
折からの低気圧の影響で、北海道は大荒れで当地も大荒れ、
フェリー港がある大洗の海の波も4~5mのシケ模様…。
フェリー港がある大洗の海の波も4~5mのシケ模様…。
まさか?
と最悪の事態が心を過ぎる。
と最悪の事態が心を過ぎる。
『悪天候の為、翌29日1:45から遅れて5:00大洗出航で23:00苫小牧着で決定しました』
『乗船は何時も通り出来ますので、何時も通りお越し下さい』
『乗船は何時も通り出来ますので、何時も通りお越し下さい』
やった~!!と心の中で叫ぶものの?
『コチラは時間が遅くとも出てくれれば結構です。宜しくお願いします』
と伝え、電話を切る。
『コチラは時間が遅くとも出てくれれば結構です。宜しくお願いします』
と伝え、電話を切る。
今回は、フェリー予約からツキがある。
前後数便欠航する中、出られる事を有難く思わなければなるまい。
前後数便欠航する中、出られる事を有難く思わなければなるまい。
幸いにも、定時退社が出来て帰宅後に速攻準備。
荷物は纏めてある。
確認の為、樽前荘のマスターにTELすると?
既に、旅友改め樽前友の京都のYさんは停泊している。
マスターよりYさんに電話を代って貰い、暫し話しをする。
マスターよりYさんに電話を代って貰い、暫し話しをする。
『いやぁ~今日はエライ事ですわ~気付いたら愛機の
NINJYA(川崎GPZ900)が雪で埋もれてましたわぁ~』
NINJYA(川崎GPZ900)が雪で埋もれてましたわぁ~』
GW渡道でミゾレはあるが、雪は初。
『苫小牧に着いたら連絡します』とマスターに伝え電話を切る。
時は満ちた…。
2010GW北海道へ出発!!
雨上がりの路面はウエット、昨年の夏の陣同様の出発。
合羽は着ないで出よう。
合羽は着ないで出よう。
『頼んだぜ!!相棒!!』
今回のマシンであるグラストラッカーのEngに火を入れる。
今回のマシンであるグラストラッカーのEngに火を入れる。
自宅より、暗闇の笠間街道を走りR50へ。
さらに、北関東道友部I.C~高速道路で大洗へ。
さらに、北関東道友部I.C~高速道路で大洗へ。
横風にビビりながら高速を走り、無事に大洗港到着。
バイクは、まだ居ない。
果たして、どれだけのライダーが来るのだろうか?
果たして、どれだけのライダーが来るのだろうか?
乗船手続きを済ませ、一服。
受付で聞いた話によれば、シケの影響で人道橋タラップを
取り付け出来ないとの事。
取り付け出来ないとの事。
暗闇の中、受付カウンターの灯りが妙に眩しく感じた。
いや、俺にとっては希望の光…
今回は、如何しても会っておきたい人が居た。
今回は、如何しても会っておきたい人が居た。
迫り来る病魔と戦うライダー、5年後の生存率は50%…
生きている中に会いたい。
生きている中に会いたい。
それと、我が盟友と交わした男同士の約束…
天は見方した。
俺の行く先も深い霧なのか…
是が非でも、無事帰還して任務完了は何時もと変わらない。
是が非でも、無事帰還して任務完了は何時もと変わらない。
何時もより遅い、23:30頃乗船。
行くぜ!!北海道!!
行くぜ!!北海道!!
乗船後船室で荷物を片付けてからの入浴も、何時もと同じ行動パターン。
0:30過ぎ…非常に遅い夕飯は、
持参した自前の握り飯と札幌クラシック麦酒。
持参した自前の握り飯と札幌クラシック麦酒。
1:45過ぎ…日付けは既に29日。
シケた海の船の中での就寝だか慣れると、
揺り籠の様で心地良い。
シケた海の船の中での就寝だか慣れると、
揺り籠の様で心地良い。
無事、出航出来る事に感謝して眠りに付いた2:00の5秒前(謎)。
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